読読読読読

読書感想 人生乾燥

死にがいを求めて生きているの


死にがいを求めて生きているの<電子書籍版 特典付き>


icecreamrion.hatenablog.jp
こっちの感想が読みたくて本を消化した
ネタバレはよろしくないのでちゃんと読み切ってから
小説なんて1度きりなんだしなあ


朝井リョウは「何者」を読んだことが在る
あれは就活の話だったし、等身大の若者だなーってしみじみしたね
そんな印象があったから、きっと今回もそうだろうって構えた


作者はスッカラカンの人間を見るのが好きなんでしょうね
空っぽの一般人を文章にした感じがお好みなんでしょう!
最後に「螺旋」とかいうプロジェクトの平成枠って知ったけど、
「対立」というテーマで生きづらさでバチるのは面白い

ユウスケ

ユウスケのような人間はインターネットで見ることができる
"生きがい"を履き違えた人間はしょうもないのだ
俺はさー 知能の問題だと思うんだよね
自分は何を面白いと思える人間なのか?ってねー
自分のためにも他人のためにも動くことができない
可哀想な感性をしている
でもね、こういうの見るのは好きなんだよな
関わりたくねえけどな


マエダくんがソガのくだりで言ってた
効率的に注目を集めたがってる敵なのがキモい的なこと
これが世間の全ての目なんだよな
ガワをあわせているだけ
すごくいいよね


危なそうだからとりあえず受け入れるけど、
心の底でがっつり否定する民族性、たまんねえよな
俺も、そう

トモヤ

目的のために生きているので人を許す感性を保持出来ている
大いなる目的があるからこそ怒らなくて済むんだよな
一般的な感性では怒っていいところで怒らないというのも不気味なんすよ
"ふつうじゃない"からね
青い目に対して黒のコンタクトをするっていうのもそうだろ
ふつうはとっても大事なことなんだよね


海と山の対立に終止符を打ちたかったんだろうけどさ
結局のところ歴史は繰り返すのよ 何も変わるわけがない
いいよね 人類は戦争の歴史だ


sininayo.hatenadiary.jp
これ読んだ限りだと本当に人類は最悪だと思える
いつまでも いつまでも 殴り合って生きている


sininayo.hatenadiary.jp
最近読んだコレの最後も戦争で感覚がマヒして
悪の行動を平気でやっちゃうよ~的な話があるけど、
コレ。コレなんだよなあ


親父の提唱した海山の問題を覆したい、なんてすばらしいのか
刷り込まれた教育が裏目に出ているだけね
俺だってそんなこと言われて育ったら反骨するよ
教育の賜物なんだ そういう風になるべくしてなるだけなんだ
いいよね うすっぺらい使命感でさ
社会的意義がありそうに見えることでよかったねぇ

その他の奴ら

俺のお気に入りはアヤナのくだり
バカそーなお友達はユウスケくんにご執心だけど
トモヤに対して恋なのか疑いつつも認めていくのはアチイ
女の子のオトナになるスピードの速さ、お気に入りなんだよなあ
生物として女なんだよ


ユゲはうだつの上がらない中年と有能な女の対立構造でフェミ問題
女を潰したいクダラネ―石ナンチャラおじさんとセットでダメな人間の図
最後は放火で捕まるとかウケるじゃん 草じゃん


ヨシキのREIVERSとかSEALsバカにしてんだろ
本当に真の底から"活動"をしている人間なんて一握り
1mmでもそっち側なら100km先に属するっていうのは、
この世界に漂ってるキモチワリイ空気だよな
小説家はいいよなあ 文字で人殴れてさあ
風刺が合法じゃん?羨ましいよ
メグミちゃんも合わせて答えを見つけちゃってよ ずり―よ
俺だって人の為に生きたいよ


全体的に現代日本が抱えるダメそうなことに触れているのが良いね
バカな奴らをしっかりバカにして、
脳死じゃ生きられない世界が展開されている
つらいよな なあ?


俺は親世代が羨ましくないなりに羨ましいよ
今の方が便利だからそんなところは嫌だが
くだらないなりにステレオタイプで生きて行けた
その悩むけど悩まなくていい しょうがない空気のまま
堂々と諦めて行ける世界が羨ましいんだよ


今は考えなければならない
自分の”生き方”ごときで悩まなきゃならない
だりぃよな 本当な