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死に至る病 ─まんがで読破─


死に至る病 ─まんがで読破─

キェルケゴールキルケゴールとも表示されるよなあ
タイトルフックがすごいよね「死に至る病
パワーあるね


このシリーズちょこちょこ11円で売られているのでそのタイミングで買ってる
暇つぶしに消化しているけど、初めて感想書く気になった

医者は言う「完全に健康だといえる人間はいない 人は多かれ少なかれなんらかの病を自身に抱えている」と…


キェルケゴールは言う「人は病と同じように皆多かれ少なかれ自分自身に絶望を抱いている…」そして彼は続けて言う―


「この世界には絶望していない人間などいない この絶望こそ死に至る病である」と…


ド最初に答え

自分自身は何のために生きているのか?

主人公は親の言う通り生きているから、萎えたな~絶望したな~と言っていた
わからんでもない

弁証法

ヘーゲルの変化の法則 弁証法 というのがあるんだと
第一段階 テーゼ(正)
第二段階 アンチテーゼ(反)
第三段階 ジンテーゼ(合)


テーゼを通すにはアンチテーゼが発生する
絶対的な正解ってねえからな
バトっちゃうよ
それが解決したらジンテーゼになる
解決なんて一生なんねえけどな


あー完璧なジンテーゼだと思っていると、
また新しいテーゼっていう正義マンが現れる、以後無限


「変化」という概念全てに共通するプロセスだとよ、へぇ

ヘーゲル君の意見

で、弁証法がメンタル的になんなの?って
これが私!がテーゼ
こんなん自分じゃない!がアンチテーゼ
ペルソナ4って感じ
これをジンテーゼにするとなんかまあ、超すごいマンになれるってさ


ヘーゲル君いわく、
個人ではたどり着けなくて、世界の答えとして「合理」がある
「合理」に従ってさえいれば、みんなでいつか究極世界作れんじゃね?
ぐらいの感じ
バカだなー

キェルケゴール君の意見

価値観の絶対者パパンの本質が強姦マンだったので、
「ヤバ、こいつの意見聞くのアホくさ」
になってグレた、グレて絶望した
でも「こんなんじゃダメだ」と思っちゃうからキェルケゴール
うーん、マジメだね

人生とはままならないものだ…
どうして私は私なのだ…?
私の人生とは…
私はどう生きていけばいい?


許されざる絶望の中で、後数年をどう生きればいい?


頭良かったんだろうな
その場の脳汁だけの「楽しけりゃよくね?」じゃダメだった
生きる理由がいるんだな
生きづらそうでカワイソウ


出した答えは「罪の贖罪の為に存在している」
ヤバいことやっちゃうよね、それは弱さの罪
弱い人間がヤバいことをやる
ヤバいは罪じゃん?呵責するじゃん?
一生ヤバいマンとして生きる、うなされる
これが「絶望の積み」じゃん
原罪じゃん
それを償えよ、テメーはそのために生きてんよ


だってさ
崇高だね

生き方は2択じゃね?

キェルケゴール君は天才なので2択まで絞った


・感性的な生き方
今の脳汁サイコ~
仕事はだるいけど酒サイコ~
友達と過ごせてハッピー!
ぐらいの感じ、ぺらい


外側に脳汁を求めがちなので、
世界に踊らされる
一生踊るなら、そうすればいいじゃねーの


・倫理的な生き方
「人はいかにして生きるべきか」
選択肢に責任を持つ
俺はこれ!と堂々と言える選択肢を意思を持って取るのだ


今の自分は過去の自分が選んだ結果だ
それを受け入れるようになる、なんてステキなの~


俺が求め続けてるヤツじゃん
だが、俺は虚無主義と破滅主義で満ちている
キェルケゴール君も堕ちた感性的な退廃の段階なのだ


弁証法で考えるとよ
マジメに社会で生きたテーゼから、プーな今はアンチテーゼ
そのうちジンテーゼになんのよ
原罪、償っちゃおってなんのよ


この路線が正しいかどうかは置いておいて、思考の一種として面白かったよ

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って書けって言われた